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市場規模が拡大するD2Cビジネスとは?増加する背景とはじめ方を解説

コラム記事

2021/07/07

Direct to Consumerの頭文字をとったD2C。これは、代理店や仲介業者を通さず消費者へダイレクトに商品を販売するビジネスモデルです。


 


現在さまざまな企業がこのビジネスモデルを採用し市場規模を拡大させていますが、ではなぜこんなにもD2Cビジネスが注目されているのでしょうか。 その背景と、D2Cビジネスのはじめ方を解説します。


 


●D2Cビジネスが注目される背景


 


D2Cが昨今市場規模を拡大させているのには、大きく2つの時代背景があります。


 


1.消費者ニーズの変化


購入するブランドは、ただ見た目が良いだけではなく、そのブランドがどんな信念でものを作っているのか、など中身まで信頼できるものを選びたいというニーズが増えてきました。


「このブランドにはこんな信念があるから好き」と語れるものを好む傾向から、消費者はブランドとの深いつながりを求めるようになってきています。


その結果、D2Cのような代理店を通さないビジネスモデルが好まれるようになっているのです。


 


ブランド側としても、自身の理念やコンセプトを消費者へダイレクトに伝えられ、かつ消費者の声をより鮮明にキャッチできるD2Cビジネスは、ファンを増やすという観点でも有効的と判断し、積極的に取り入れようとしています。


 


2.SNSの普及


誰もが当たり前にSNSを使いこなし情報収集をする時代になったことで、企業は消費者と簡単につながれるようになりました。


これまでは代理店を通さなければ、ブランドの価値を消費者へ伝えることは困難でしたが、SNSを活用することで簡単にブランドメッセージを発信することができます。


またSNSの普及により、大規模な企業広告よりもリアリティのあるSNS上のメッセージの方が好まれる傾向になってきました。


 


そのような背景も後押しし、D2Cビジネスを取り入れる企業が増えてきているのです。


 


●D2Cビジネスのはじめ方


 


ではD2Cをはじめるためにはどのような手順を踏めば良いのでしょうか。 D2Cビジネスの大きな流れを解説します。


 


1.顧客ニーズを掘り起こしターゲットとコンセプトを決める


実際に商品を作る前に、まずは誰に向けた商品を作るのかを決めます。


D2Cビジネスでは、消費者と直接つながりを持ち、その人たちをブランドのファンにしていく必要があるため、最初のターゲット・コンセプト設計は重要です。


誰をターゲットにするかによって、どのSNSツールを使ってアプローチするかも変わりますし、伝えるメッセージも変わってきます。


商品・パッケージ・広告戦略・アフターケアなどまで、一気通貫してブランディングできるのがD2Cビジネスの強みなので、多少時間をかけてもしっかりと設計しておきましょう。


 


2.OEM製造業者を探す


商品を作るためには、一緒に製品を作り上げてくれるOEM製造業者が必要です。


OEMとは、他社ブランドの製品を作る企業のことを指しますが、D2CではこのOEM企業の選定も重要になります。


自社のこだわりをしっかりと製品に反映してくれるかどうか、品質は問題ないかなど、さまざまな観点をもとにベストパートナーを探します。


OEM企業の中には、ブランドストーリーを理解した上で共にアイデアを出してくれる企業もあるので、OEM企業にどこまで求めたいかを明確にしておくと良いでしょう。


 


3.商品を作る


OEM製造業者が決まったら、ブランドストーリーに沿って商品やパッケージなどもこだわって作っていきます。


D2Cでは消費者との距離が近い故に、商品への不満があればその反響は消費者同士でダイレクトに伝わってしまいます。


失った信頼を取り戻すには時間と労力がかかるため、品質面のチェックは怠らないようにしておきましょう。


 


4.集客し販売する


商品ができたら、集客方法を確定します。


ブランド認知にはどのSNSツールを使うのか、販売サイトはどのように設計するのか、それぞれの段階でどんなメッセージを送るのか、などの広告戦略を決めていきます。


また、実際に商品が売れたらどのように顧客へ届けるかという物流ラインも決定しておく必要があります。


D2Cでは生涯顧客をいかに獲得できるかも重要なので、利用した消費者にリピートしてもらえるような仕組みを作ることも大切です。


そして、利用者がSNSを通じてブランドを拡散してくれるよう、イベントやキャンペーンを仕込んでおくのも良いでしょう。


 


●顧客に寄り添うD2Cブランドへ


 


消費者とダイレクトにつながれるD2Cは、顧客のニーズを吸い上げやすく、それゆえに真摯に向き合うことで着実に信頼関係を構築できるビジネスです。


そのため、一方通行のコミュニケーションではなく、顧客に寄り添い顧客とともにブランドを育てていく、というスタンスが大切になってきます。


時代の変化やSNSの普及で、消費者が心地よいと思う観点は大きく変わってきています。


 


顧客は何を必要としているのか、顧客にとって自社はどんな存在であれば良いのかということを見極め、ずっと愛され続けるブランドを作っていきましょう。

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