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食品企業はPBで市場を開拓 ODMで自社商材を作るメリットとは

コラム記事

2021/7/28

PB(プライベートブランド)商品はさまざまな業界で浸透してきており、食品業界でも多くの企業から注目を集めています。


PB商品自体にもたくさんのメリットがありますが、本稿では食品のPB商品を開発し、さらにそれをODMで行うことで生まれるメリットについて解説していきます。


 


●食品PB(プライベートブランド)とは?


PBとは、小売店やEC事業者など本来自社で商品を生産しない業態の企業が、独自ブランドとして展開している商品です。 まずはPBの代表例を挙げてみましょう。


・イトーヨーカドーの「セブンプレミアム」


・イオンの「トップバリュ」


・西友の「きほんのき・みなさまのお墨付き」


・ライフの「スマイルライフ, ライフプレミアム, ライフナチュラル, スターセレクト」


・ローソンの「バリューライン」


・成城石井の「decica」


・マルエツの「maruetsu365」


日常生活でよく目にするブランドもあるのではないでしょうか。


 


ブランドによっては食品のみならず日用品を展開しているものもあります。 これらのPB商品を見てみると、低価格にこだわっていたり素材を追求していたり、消費者の声をとことん反映するなど各社独自のオリジナリティが盛り込まれています。


このように、小売店ならではの視点を盛り込んで作れるのもPB商品の強みとも言えます。


 


●食品を自社開発するメリット


では食品企業がPB商品を開発することで、具体的にどんなメリットがあるのでしょうか。大きく3つにまとめています。


 


1. 小売価格を抑えられる


まずは価格面のメリットです。 メーカーが作ったブランド商品を仕入れて販売する場合には、メーカー側の利益が乗った価格に、小売店の利益も加えて販売価格を設定することになります。 中間業者が多ければ多いほどそれぞれの利益が上乗せされていくので、最終の小売価格は値上がりしていきます。 しかしPB商品であれば、小売店自身が商品を開発することになるため、商品を仕入れるための中間マージンがかかりません。 また、最終的にいくらで販売したいかを考慮した上で、開発費や材料費を計算することができるため、価格のコントロールが小売店側でしやすくなるのです。 食品は価格競争が起こりやすいジャンルでもあるため、安全な品質で低価格の食品を開発できれば、競合優位性の高い目玉商品にできる可能性も高まります。


2. 自由にブランディングができる


メーカーから仕入れる場合には、ブランドコンセプトや広告戦略もすべてメーカー側が担っていました。 しかし、PB商品は小売店にすべての決定権があるため、商品パッケージやプロモーション活動にもこだわることができます。 自社ブランドとして売り出すPB商品は、その小売店の顔になります。 消費者に向けてどんなメッセージを送るのか、何を強みとして売り出すのかなど、自由にブランディングできるという点も大きなメリットです。


3. 顧客のニーズを反映した商品を作れる


小売店は、消費者ともっとも接点の多い立場にあります。 そのため商品に対する顧客のニーズを掴みやすく、そのニーズをいち早くPB商品に反映することができるのです。 開発や生産まで管理できるPB商品は、商品の改良スピードも早く、短サイクルで進化し続けられるというメリットもあるのです。


 


●ODMとは?


ODMとは​​Original Equipment Manufacturingの略で、製品の開発や設計、製造までを一手に担うことをいいます。 OEMでは、発注者側であるメーカーや小売店から受けた依頼に対して商品を製造するのみですが、ODMではどんな機能のどんな商品を作るべきか、という開発からODM企業が引き受けます。


つまり、ブランド名は発注者側にありますが、それ以外の中身はODM企業が作るということになるのです。


 


●食品企業がODMでPBを作ることのメリット


では、PB商品をODMで作ることにどのようなメリットがあるのでしょうか。 大きく2つ紹介します。


 


1. 専門知識がなくてもPBが作れる


ODMでは作りたい商品イメージがあれば、企画・開発はODM企業が担ってくれます。 食品を取り巻くマーケットは今どんな状況なのか、消費者は何を求めていてどんな商品が人気なのかなどのマーケティングまで行ってくれるODM企業もあるため、専門知識がなくても質の高いPB商品を開発することができます。 大手メーカーも多く、プロモーション活動も活発な食品業界では、やみくもにPB商品を開発しても認知度をあげることができません。 業界への知見の深いODM企業と協業することで、より消費者ニーズにマッチしたPB商品を作ることができるのです。


2. 少人数の企業でもPBにチャレンジできる


上記で述べたように、PB商品を開発するところからODM企業が担当するため、小売店側にマーケティングや開発の機能がなかったり、従業員数の少ない小規模な企業でもPB商品を作ることができます。 どんな企業でも、やりたいビジョンがあればPBへチャレンジできるという点もODMの大きなメリットと言えます。


 


●ODMを活用したPBでオリジナルな食品企業へ


小売店にとってPB商品は、他社と差別化するための重要な武器になります。


もちろん成功させるのは簡単なことではありませんが、最適なODM企業を見つけ、他には真似できないオリジナル商品を開発できれば、企業をより大きく、強くすることができます。


食品業界はPBで成功している企業も多く、消費者がPB商品に馴染みの深い業界でもあります。 ODMを活用しながら自社ならではのPBを開発し、オリジナルな食品企業へと成長させていきましょう。

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