デジタルマーケティング|ソーシャルメディアの選び方
コラム記事
2021/11/29

ビッグデータやIOTを活用し、オンライン上で集めたデータを使って行うデジタルマーケティングが注目を浴びています。さまざまな手法がありますが、その中でもソーシャルメディアの運用は、ユーザーと密接に関わることができ、同時にブランド認知を高める重要な施策です。
さまざまなSNSがありますが、その中でも人気上位5つの特徴とユーザー数をご紹介します。自社が提供するサービスに合ったソーシャルメディアの選び方も一緒に確認しましょう。
1.特徴
Instagramは、写真と動画を投稿することでコミュニケーションを図るSNSです。ストーリーズ、ライブ、リールなど、短尺動画を楽しめるツールとしても人気です。eコマースへのアクセスも簡単で、自社の商品をユーザーに直接販売できるツールとしても、今一番注目を集めています。
2.ユーザー数
日本国内ユーザー数は3,300万人。今、急速に伸びているマーケットとして話題です。拡散力は、他のSNSと比較するとそれほど高くありませんが、ハッシュタグを利用して、より詳しい情報収集を行うことができるツールとして活用されています。自社製品の世界観やイメージを画像で伝えられるので、カタログのように使う企業も多くあります。
1.特徴
Twitterでは、1回につきテキストを140文字まで、画像を4枚まで投稿できます。短文で素早く投稿できる手軽さが人気です。拡散力の高い「リツイート」機能をうまく使いこなせば、フォロワー数の少ないアカウントでも一気に注目をあつめられる可能性を持つSNSです。匿名性が高く、短文で意図が伝わりにくい場合もあり、炎上しやすい側面もあります。運用の際には内容をよく精査しましょう。
2.ユーザー数
アカウント数は4,500万と、今回ご紹介する5つのソーシャルメディアの中では2番目に多いユーザー数です。ユーザー人数が多いのは20代ですが、最新情報が手に入りやすいTwitterは、トレンドに敏感な30~40代にも人気があります。最新トレンドを追いかけるブランドは、Twitterの利用を視野に入れておきたいですね。
1.特徴
世界的に有名なFacebookは、実名登録が必要なソーシャルメディアです。知人や友人とのコミュニケーションツールとして発展しましたが、いまでは企業アカウントも多く存在しています。強みは、情報が表示される「ハイライト」です。ユーザーに合わせて長時間表示されるので、拡散力は高いツールだと言えます。また、無料の広告管理ツール「Facebook広告マネージャー」は、Facebook、Instagram、などのソーシャルメディア広告を掲載、管理できます。目的別に合わせたり、トラッキングなどが行えるので、管理ツールとして利用する企業も多いでしょう。
2.ユーザー数
国内ユーザー数は2,600万人と伸び悩んではいますが、アクティブユーザーは、30代後半〜40代以上です。自社ブランドのターゲットと合致する場合は、強力なツールとなるでしょう。実名登録なので、ターゲットが明確でアプローチがしやすいのは、企業にとって利点です。コンテンツの自由度も高く、ブランドに合わせた使い方を設定できます。
●LINE
1.特徴
圧倒的なユーザー数を誇るLINEは、公共インフラと言われるほど生活に根付いているツールです。一番の強みは、企業の公式アカウントを「友だち」に登録したユーザーに、プッシュ通知でメッセージを送信できることです。メッセージ数により有料ですが、タイムライン投稿と組み合わせて、幅広いユーザーに情報を届けられるツールです。
2.ユーザー数
年齢や性別を問わず、8,900万人以上のユーザーが使用しています。人口の70%以上カバーしている、日本国内最大のソーシャルメディアと言えるでしょう。
普段からよく使われるLINEは、企業の公式アカウントでもメッセージの開封率が高い点がメリットの一つです。ターゲティングメッセージを送ることで、より的確なユーザーへの告知が可能になります。
●YouTube
1.特徴
動画共有サイト「YouTube」にアップされた動画や音声を、ユーザーが自由に閲覧できるソーシャルメディアです。動画配信で売り上げを立てるイメージがありますが、ソーシャルメディアとしても特筆すべき機能があります。
動画でブランドイメージを伝えることのできるYouTubeは、手触りやサイズ感、テクスチャーを伝えたい時に力を発揮します。オンラインビジネスを行う上で、重要な商品情報は動画で伝えるとよりリアルに感じられるでしょう。ブランドに注目したチャンネル登録者にプッシュ配信ができる点も魅力的な機能です。
2.ユーザー数
日本国内では、6,500万人以上のユーザーがいます。年代も幅広く、10代から50代まで、さまざまな用途で利用されています。スマホだけではなく、タブレットやTVでも楽しめるよう進化しており、地上波の放送をしのぐ勢いがあります。企業アカウントとして、製品の使用方法を解説した動画や、魅力を伝えるコンテンツCM動画を独自に制作できるので、費用対効果の高いソーシャルメディアと言えるでしょう。
ユーザー数参照記事:https://gaiax-socialmedialab.jp/post-30833/
●目的に合わせて運用しよう
デジタルマーケティングに、ソーシャルメディアの運用は欠かせません。自社製品の特徴とターゲットユーザーに合わせて、的確なソーシャルメディアを選びましょう。
ブランドの世界観をInstagramの写真で伝え、最新情報はTwitter、新作の発表はLINEで行うなど、伝えたい情報の内容によってもメディアを使い分ける必要があります。ユーザーの反応を見ながら、選択していくことが重要です。
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